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ついに正体を現したな男性不妊

タイトルにもある通り、人工受精をしてもらおうとフレッシュな精液を携えてクリニックを訪問したら、まともな精子がいませんと言われた。

不妊日記を面白く展開させようとする精巣の計らいなのか。

<精子スペック>
量:4.6㏄ 
濃度:800万/㏄ -基準1500万以上
運動量:25% -基準50%以上
直進運動:ほぼゼロ
とのこと。

子宮に注入してあげることはできるけど可能性は低いと言われたので、2万円ももったいなかったので注入はやめた。

これくらいのスペックだとコンディションとかの問題ではないらしい。「重度の精子無力症」?と呼べるのかな。

ここだけの話。正直精子に問題あるんじゃないかと少し思っていた。8か月前に、テンガルーペで観察したとき、あれyoutubeでみた正常な精子たちと随分違うなって思ってた。泌尿器科で「検査まで数時間たってるから運動量が随分落ちてるけど平均水準じゃないかな」って言われた時も、この泌尿器科適当に検査やってないかって思っていた。

さて夫に告げると、直後はショックを受けてる様子だったが、「自分の精子は正常なはずだっていう驕りがあるからショックをうけるんだよ。わたしなんて常に自分への期待値が低いから、妊活の入り口から、健康な卵子はもう残ってないはず自然妊娠なんてできないはず卵管も詰まってるはずだ~っておもってるよ」と伝えたら「おごり高ぶってたわ~」と平静を取り戻していた。

今回わたしたちに新しい発見があったお陰で、「顕微授精」への知識をみにつけることになりそうだ。取り出した卵子に取り出した精子を注射針で入れてもらうものらしいが、30万以上かかるっぽい。でも東京都助成金で大部分をカバーしてもらえるみたいなので、意外に経済負担はないのかもというのが、いまのところの感想だ。東京都助成金に対する知見まで身に着けられて、ありがとう精巣。

しかし男性不妊の言葉を聞くと、妻としては自分帰責じゃなくてよかった~なんて心が広くなってしまう人間は私だけなのでしょうか。

でもね、受精卵いれてはみたものの子宮で育ちません、流産です、なんて未来も一寸先にチラ闇見えしてるから、マウントもほどほどに。明日は我が身。

とりあえず夫婦の結論としては「体外受精・顕微授精」というステップに上がることにするけれど、これを機に「子どもがいない人生」も視野に入れていこうかなとは思った。

それは、子どもがそんなにほしくないとかいうことでは全くなくて、子どもがいる人生に夢と希望は抱いているけれど、自助努力ではどうにもならないものに執着しすぎて人生の方向性を見誤りたくはないなあという観点から。


by sorottenokinami | 2021-07-18 12:19

2020年から2021年も書き続けることにしたブログ


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